LRTってなに?

 「路面電車の復権」という言葉を見かけたことがありますか?。

 1970年代以降、モータリセーションの波に追われて姿を消していった路面電車が、各地で復活し、あるいは復活させる運動が興っています。

 この、新しい動きの主体が「LRT」です。

富山市に開業した「富山ライトレール」車輌。全車LRTタイプの車輌にて都市輸送を行っています。

 

 LRTとは、「Light Rail Transit」の略で、近代的に高度化され、洗練された路面電車を使ったを使った公共交通システムのことです。

 LRTは公共交通システムの中で、バスと基幹鉄道との中間の輸送能力を持っており、これらと比べて次のような長所があります。

  ○ 車輌のユニバーサルデザインが徹底し、乗り降りが容易。

  ○ 低騒音・低振動で乗り心地が良い。

  ○ 運行時刻が正確で、郊外では高速運転ができる。

  ○ 外観も美しくデザインされ、都市の景観になじむ。

  ○ 路面走行ができるため、建設コストが安い。

  ○ 高加減速と強力なブレーキで、安全運転ができる。     など

 LRTの導入によって、現在の都市交通の持つ路線の偏在・交通機関相互の連携の不足・渋滞による遅延・不十分なバリアフリー性などが解消されます。

 都市の活性化にも効果が期待されます。

鹿児島市交通局「ユートラム」のホーム〜車体間の様子。ホームと車体とは5〜6センチしか離れていません。 富山ライトレールに乗り込む乗客の様子。同様の間隔なので、簡単に乗り降りができます。

LRTを導入するために

 LRTは都市の施設です。導入にあたっては「公共交通サービス」として、都市計画・交通施策・街づくり等との統合的な検討が不可欠です。

 限られた道路空間を選択的に使用するために、既往の交通システムとの分担・協働も課題になります。

 路線の選定は、さらに重要です。現時点の利便だけでなく、将来にわたって街の発展や需要予測などについて、明確な目標を持って決める必要があります。

 最も大切な要件は市民の参加です。明日の街のイメージ創りに参画しませんか。

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